フェアウェイウッドは、ドライバーの次に長いのに、ティーアップせずに芝から直接打つクラブのため、難易度が高めです。
そのため、苦手意識を持っているゴルファーも多いはずです。
初心者ゴルファーにフェアウェイウッドは必要なの?
フェアウェイウッドは本当に難しいの?
そんな悩めるゴルファーのために、やさしいフェアウェイウッドのおすすめランキングを紹介します。
自分に合ったフェアウェイウッドを見つけて、スコアアップを目指しましょう。
フェアウェイウッドの重要性
フェアウェイウッドは、ドライバーの次に飛距離が出せるクラブです。つまり、ドライバーの次にロフトがたっているクラブです。
フェアウェイウッドは番手によって、ブラッシー、スプーン、バフィー、クリークとも呼ばれます。
一般的には、3番ウッドがドライバーの次に使うクラブとして使用される事が多く、モデルによっては、7番ウッドや9番ウッドなどもあります。
初心者にフェアウェイウッドは不要?
フェアウェイウッドは、アイアンに比べてロフトがたっているため、ボールが高く上がりづらいです。
シャフトが長いため、初心者は扱いづらいと感じるでしょう。
しかし、初心者にとってフェアウェイウッドは必要なクラブです。
最初こそ難しく感じますが、力がなくても飛距離を稼げます。
初心者でも、フェアウェイウッドを積極的に取り入れることによって、グリーンに近づけやすく、スコアアップにつながります。
フェアウェイウッドの選び方
飛距離が出やすいモデルであっても、飛ばせる高さまでボールが上がらなければ、大した飛距離が出ません。
飛距離を稼ぎたいのに、ロフト角が少なくて球が上がりづらいのがフェアウェイウッドです。まずは、無理なくボールを上げられるモデルを選びましょう。
ヘッドの大きさやフェースの高さに注目
クラブ選びの一つ目の基準は、クラブヘッドについてです。
ヘッドの大きさについては、大きくても小さくても芯に当たれば、クラブによる飛距離差はありません。
また、球があがりやすく、ヘッドがブレづらいため、まっすぐに打ちやすいことが特徴です。
次にフェース面の形について。
ゴルフボールが当たる面の高さが高いものをディープフェース、低いものをシャローフェースといいます。
番手(ロフト角)をチェック
クラブ選びの次の基準は、ロフト角についてです。
まず、そろえたいフェアウェイウッドは、ロフト角が18度~21度程度です。
ゴルフクラブにふられている、飛距離を表す番号を「番手」といいます。
番手が大きくなるほど、ロフト角が大きくなり、シャフトが短くなります。
ロフト角18度~21度のクラブは、5番ウッドまたは7番ウッドです。
5番ウッドを使いこなせるようになったら、3番ウッドを取り入れてみてください。
ドライバーより重いものを選ぶ
フェアウェイウッドを購入する際、気を付けたいことは、シャフトの重量です。
まずは、ドライバーのシャフトの重さを把握しましょう。
クラブは、ドライバーからサンドウェッジにかけて、短く重くすると振り心地が統一しやすくなります。
クラブ選びにおいては、ドライバーの流れに合わせて重量のシャフトを選び、振り心地を統一させることが大切です。
3番ウッドだけ軽すぎるといったことにならないように、重さのチェックは欠かさず行なってください。
初心者におすすめのやさしいフェアウェイウッド7選
つかまりもよくミスにも寛容で、ヘッドスピードが遅い方にもおすすめなクラブを紹介します。
ヘッドが比較的大きく、ボールが上がりやすいシャローフェースのものを見つけましょう。
自分にあった名器をみつけて、楽にスコアアップを目指しましょう。
CALLAWAY(キャロウェイ)「パラダイム MAX FAST フェアウェイウッド」
CALLAWAY(キャロウェイ)「パラダイム MAX FAST フェアウェイウッド」
キャロウェイ独自のテクノロジーが搭載されている、フェアウェイウッドです。つかまりやすく、力のないゴルファーでも、芝の上から距離を稼げます。
ドローバイアス設計のため、ボールがよくつかまります。
出玉の方向性に安定感があるため、方向性がよく、大きなミスは少ないでしょう。
TAYLOR MADE(テーラーメイド) 「ステルス2 HD フェアウェイウッド」
大型でシャローヘッドになっており、球のあがりやすさとつかまりやすさ重視のモデルです。
従来品より軽量化がされ、振り抜きのよさが期待できます。
初速性能が高いうえに、フェースはスイートエリアが拡大されているため、ミスヒットしても大きなミスにつながりづらいです。
「Vスチールソール」が採用されており、接地面積が最小限に抑えられていて、振り抜けの良さが向上。低重心で高い弾道で打ち出せる点も魅力の一つです。
TITELIST (タイトリスト) 「TSR1 フェアウェイウッド TSP120 50」
ウルトラライトウエイト設計がされていて、軽くてミートしやすいので、ボールスピードとスイングスピードがアップしやすくなっています。
ホーゼルデザインが再度設計され、重心がより低く後ろに移動された事により、さらなる高弾道が期待できます。
ヘッドは、きれいなクラウン形状でどっしりとしていて、球があがりやすいシャローヘッドです。
PING (ピン)「G430 SFT フェアウェイウッド」
カーボン素材をクラウン部分(クラブヘッドの上の方)から、ソール部分に包んだカーボンクラウンテクノロジー搭載で、ヒールよりの重心設計です。
フェース面が、ソールとクラウン部分まで拡大したフェース・ラップ・テクノロジーで、しっかりとたわみ、初速があがります。
高弾道なキャリーでよく飛ぶので、打ちやすくてやさしさを求める初心者に、おすすめのクラブといえるでしょう。
DUNLP (ダンロップ)「ゼクシオ12 フェアウェイウッド」
独自の技術によるウエイトプラステクノロジーで、軽量かつ手元重心の設計です。
大きなたわみを生み出せる、4層構造になっていて、高反発が期待できるフェースになっています。
フェース中央部の肉厚部が薄くデザインされ、たわみやすくなり、フェース全面の反発力が高いです。
払い打ちするタイプで、ヘッドスピードが平均以下のゴルファーにとって、よく飛ぶクラブです。
PRGR (プロギア)「23 LS フェアウェイウッド」
やや大きいヘッドで、ソール部分は緩やかなV字を描き、振り抜きやすくボールがあがりやすいクラブです。
フェースは、周辺部を薄肉化した設計で、初速が上がりやすくなっています。
前作のフェアウェイウッドよりミートしやすく、よくつかまり、よく拾ってくれます。
少々振り遅れても、ミスに寛容なフェアウェイウッドです。
打ちやすさと飛びを重視した、シンプルでやさしいクラブです。
ONOFF (オノフ) 「フェアウェイアームズ 赤 フェアウェイウッド」
構えやすいヘッドの形状で、安心感があります。
「パワートレンチ」と呼ばれる独自のソールの溝が施されていて、フェース全体が大きくたわみ、やさしく飛びやすい設計です。
また、「マレージング素材」という反発性能に優れた素材が取り入れられています。
ソール部分は、オノフ独自のツインカットソールと呼ばれる凹形状で、抵抗が減り抜けのよい形状になっています。
【中級者向け】フェアウェイウッドのおすすめ名器5選
中古クラブの中には、今でも現役で使える「名器」と呼ばれるクラブがあります。
特にフェアウェイウッドは、名器が多く存在します。
中古といっても、最新モデルに劣らない性能を持つものがありますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめの名器フェアウェイウッドを5つ紹介します。
TAYLOR MADE(テーラーメイド) 「初代ロケットボールズ」
「ドライバー並みの飛距離が出る」と評判になった、フェアウェイウッドです。
2012年に大ヒットした商品で、初代モデルは、まさに名器と言えるでしょう。
ヘッドは、少し大きめの三角形で、ソールのスリットの効果もあり、初速が早いです。
初速が早いのに加え、スピン量が抑えられています。
ドライバーで、300ヤード以上飛ばす人のために開発されたフェアウェイウッド。ヘッドスピードが早い人におすすめです。
CALLAWAY(キャロウェイ)「X-HOT(初代)」
「アマチュアでも300ヤード飛ばせる」という宣伝文句の効果もあり、発売前から話題となったフェアウェイウッドです。
「とにかく飛ぶ!」のキャッチコピー通り、ボールの初速の速さとシャローフェースによる高い球の打ち出しによって、高い飛距離性能が実現しました。
「フォージドカップフェース」という構造が採用されていて、フェースの反発力が高く、低スピンで強い球が出ます。
シャローフェースで高い打ち出しが可能です。
TITELIST (タイトリスト) 「913F フェアウェイウッド 」
タイトリストは、世界中でプロゴルファーに人気の高いゴルフブランドです。
なかでも、913Fは、ローリー・マキロイが愛用していたクラブです。
使いこなすのは難しいですが、飛距離と球の高さの両立がされており、素晴らしい性能を発揮します。
操作性がよく、ボールの上がりやすさと飛距離性能の高さで、文句なしで名器です。
決してやさしいクラブではありませんが、向上心がある方はぜひ使ってみてください。
DUNLP (ダンロップ)「ゼクシオ7 フェアウェイウッド」
ゼクシオは、名器のクラブの一つですが、現行の最新モデルはゼクシオ12です。
全シリーズのゼクシオ6より重量が重くなったため、高い打ち出し、低スピンで飛距離が期待できます。
ヘッドサイズはやや小さいですが、ボールはとても上がりやすく、簡単にボールが拾える優しいクラブです。
また、スイートスポットが広く、ミスに寛容です。
初心者向きのクラブですが、なかには、カスタムしてシャフトを差し直して使用する上級者もいるほど。
BRIDGESTONE (ブリヂストン) 「ツアーステージ X-FW 2013 」
パワーのある中上級者向けのクラブで、ドライバーでヘッドスピードが45m/s以上ないと使いこなすのが難しいです。
ハードヒッターには、圧倒的な飛距離と安定感が期待できる名器です。
パワーをボールに効率的に伝え、左へのミスにも強く、思い切って振りにいけます。
フェースは、小ぶりでシャープな形状で、厚めのディープフェースです。
宮里藍プロも、使用していたフェアウェイウッドです。
クラブセッティングのコツ
クラブセッティングとは、ラウンドする時にどのクラブを使うか選ぶことです。ラウンドでは、最大で14本まで使えます。
基本となる考え方は、ロフト角別にクラブを選び、一本一本の飛距離の階段を作ります。
- ウッドとユーティリティは約15ヤード
- アイアンとウェッジは約10ヤード
上記のように飛距離の段差を作りながら、できるだけ優しいクラブを探しましょう。
初心者におすすめのクラブセッティング
余裕が出てきたら、自分にレベルに合わせたクラブセッティングを使いましょう。スコアメイクがしやすくなります。
以下が、基本のクラブセッティングです。
- ロフト角11度前後のドライバー
- ロフト角15度前後の3番ウッド
- ロフト角18度前後の5番ウッド
- ロフト角20度前後のユーティリティ
- ロフト角23度前後のユーティリティ
- アイアンは6番からピッチングウェッジまで
- ロフト角50度前後のウェッジ
- ロフト角56度前後のウェッジ
- パター
スペックの整合性を合わせるために、できるだけメーカーやブランドを揃えるほうがよいでしょう。
中級者におすすめのクラブセッティング
ショットが安定してきたら、レベルアップのために自分のスタイルに合ったクラブセッティングに変えていきましょう。
おすすめのクラブセッティングは、以下の通りです。
- ロフト角11度前後のドライバー
- ロフト角18度前後の5番ウッド
- ロフト角19度前後のユーティリティ
- ロフト角22度前後のユーティリティ
- アイアンは5番からピッチングウェッジまで
- ロフト角48度前後のウェッジ
- ロフト角52度前後のウェッジ
- ロフト角56度前後のウェッジ
- パター
3番ウッドは、大きなミスに繋がりやすく、グリーン上で止まるようなショットを打てません。
やさしいフェアウェイウッドを使って飛距離を稼ごう
フェアウェイウッドは、必ず使わなければならないクラブではありません。
しかし、フェアウェイウッドは、力がなくても簡単にボールを遠くまで飛ばせるクラブです。
飛距離が出ない人こそ、フェアウェイウッドを積極的に取り入れてみてください。
自分にあったフェアウェイウッドをみつけ、楽して飛距離を稼ぎましょう。
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