アドレス時に重要な骨盤の前傾
様々なゴルフプレイヤーのスイング解析させていただく中で
特に多く見られるのが
『骨盤の前傾(前に倒れる)角度』が不足している場合です。
ゴルフのスイングの際に重要なのが
腰(骨盤)の回転になりますが
『骨盤の前傾(前に倒れる)角度』が不足すると
腰の回転不足となり
上半身だけのスイングになってしまいます。
今回は
この辺りの理由を解剖学的にもう少し詳しく解説したいと思います。
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骨盤の前傾不足のアドレス
通常は左写真のように
骨盤がしっかりと前傾できていると
☑身体の前傾が維持される
☑背中は丸くならない
といった状態になります。
骨盤の前傾角度が不足すると
右の写真の方のように
☑身体が少し起き上がった状態
☑背中が少し丸くなる
といった部分が特徴的です。
先程
骨盤の前傾角度が不足すると
腰の回転不足になると説明しましたが
これは股関節の靭帯(じんたい)の状態が変化することで生じます。
左写真のように
アドレス時に骨盤の前傾ができていれば
股関節の靭帯が緩んでいる状態となり
スイングの際に股関節が動きやすくなり
腰(骨盤)の回転が出やすくなります。
しかし
右写真のように
骨盤の前傾が不足すると
股関節の靭帯が張っている状態となり
スイングの際に股関節の動きが制限されて
腰(骨盤)の回転不足となります。
そうなると
インパクトの際に
以下の写真のような差が出てしまいます。
左写真のように
アドレス時に骨盤の前傾ができている場合
インパクトでは
☑腰(骨盤)がしっかり回転してお尻が見える
☑腰の回転に伴って右足の踵が地面から離れる
といった状態になります。
右写真のように
アドレス時に骨盤の前傾が不足している場合
インパクトでは
☑腰(骨盤)の回転が不足してお尻が見えない
☑腰の回転不足により右足の踵が地面から離れない
このように
アドレスの骨盤前傾の差で
スイングに大きく影響を与えることとなります。
まとめ
アドレスで骨盤の前傾角度が不足すると
股関節の靭帯が張っている状態となり
スイングの際に股関節の動きが制限されて
腰(骨盤)の回転不足となります。
そのためインパクトの際に
☑腰(骨盤)の回転が不足してお尻が見えない
☑腰の回転不足により右足の踵が地面から離れない
といった状態となり
飛距離低下やミスショットの原因となってしまいます。
今日から皆さんも
アドレス時の骨盤の前傾を意識してみてくださいね(^^)/
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