ゴルフをしていたら膝を痛めた
ゴルフは
老若男女誰でも
楽しめるスポーツですが
練習やラウンドを重ねるうちに
膝を痛めてしまうことがあります。
▼ゴルフによる膝痛
このように
膝を痛めてしまった際に
痛みを感じる
組織の一つとして膝の靭帯があります。
では
Q.ゴルフではどのような
靭帯損傷を引き起こしやすいのか?
そして
Q.膝の靭帯を痛めた場合
どうやって確かめればよいのか?
今回は
この2つの疑問について解説します(^^)/
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ゴルフで痛めやすい膝の5つの靭帯
ゴルフスイングで
膝にかかる負荷としては
捻りによる剪断力(せんだんりょく)や
側方への引き伸ばし(伸張)になります。
捻りによる影響を
抑制し負荷がかかるのは主に
①前十字靭帯
②後十字靭帯
になります。
側方への引き伸ばしを
抑制し負荷がかかるのは主に
③外側側副靭帯
④内側側副靭帯
⑤腸脛靭帯
になります。
ここからは
それぞれの靭帯損傷テストをご紹介します。
①前十字靭帯損傷(前方引き出しテスト)
前十字靭帯は
膝の関節内にある靭帯で
膝の下の骨である脛骨(けいこつ)を
前方へ引き出した時に
痛みを生じるか
明らかに緩くなっている
(靭帯の伸張が感じられない)場合は
前十字靭帯を損傷している可能性があります。
▼前方引き出しテスト
②後十字靭帯損傷(後方引き出しテスト)
後十字靭帯は
膝の関節内にある靭帯で
膝の下の骨である脛骨(けいこつ)を
後方へ引き出した時に
痛みを生じるか
明らかに緩くなっている
(靭帯の伸張が感じられない)場合は
後十字靭帯を損傷している可能性があります。
▼後方引き出しテスト
③外側側副靭帯損傷(内反ストレステスト)
外側側副靭帯は
膝の関節外で膝の外側にある靭帯で
膝を伸ばした状態で
『くの字』をつくるように
関節部を外に押し出す(内反)
させた際に
膝の外側に痛みが生じる
もしくは
明らかに緩くなっている
(靭帯の伸張が感じられない)場合は
外側側副靭帯を損傷している可能性があります。
▼内反ストレステスト
④内側側副靭帯損傷(外反ストレステスト)
内側側副靭帯は
膝の関節外で膝の内側にある靭帯で
膝を伸ばした状態で
『くの字』をつくるように
関節部を内に押し出す(外反)
させた際に
膝の内側に痛みが生じる
もしくは
明らかに緩くなっている
(靭帯の伸張が感じられない)場合は
外側側副靭帯を損傷している可能性があります。
▼外反ストレステスト
⑤腸脛靭帯炎(グラスピングテスト)
腸脛内側にある靭帯で
膝の関節外で膝の外側にある靭帯で
膝の外側(イラスト参照)部を
押さえた(圧を加えた)状態で
膝を曲げたところから
伸ばした際に
押さえている部分に痛みを生じた場合に
腸脛靭帯炎(損傷)している可能性があります。
▼グラスピングテスト
最後に
いかがでしょうか?
このように膝の靭帯損傷を
引き起こしている場合は
その程度が重度だと
最悪手術が必要になったり
なかなか痛みが取れない場合があります。
今回ご紹介したテストに
引っかかりそうな場合は
一度、病院
(整形外科、整形クリニック等)
受診することをお勧めします。
また
症状がそこまでひどくないため
病院に行くべきか迷うという方は
以下の記事を参考にして頂ければと思います。
▼ゴルフの怪我で病院へ行くべきか?
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