『ゴルフ肘』を引き起こすスイングの原因とは?
ゴルフのケガでよく聞く『ゴルフ肘』ですが
・言葉は聞いたことあるけどよくわからない
・少しはわかるけど原因まではわからない
といった答えが多いのではないでしょうか?
『ゴルフ肘』の症状や治療を紹介した記事は多く書かれているようですが
どういったスイングが『ゴルフ肘』を引き起こすのか?
という原因を解説した記事はほとんどありません。
なので
今回は『ゴルフ肘』を引き起こすスイングについて解説していきたいと思います。
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ゴルフ肘って?
ゴルフ肘は右打ちのプレイヤーであれば
主に『右肘の痛み』が生じます。
右肘のどの部分かというと、写真のように主に橈側手根屈筋という筋肉の腱に炎症を生じます。
腱が付着する部分が上腕骨の『内側上顆(ないそくじょうか)』という部分になるので
正式には『上腕骨内側上顆炎』といわれます。
つまり
ゴルフ肘は
肘に付着する腱の炎症の痛みなので
橈側手根屈筋に負担のかかることをした場合に生じることになります。
では
橈側手根屈筋の腱にどのようなことをしたら負担がかかるのでしょうか?
それは
☑ 引き伸ばされた状態
☑ 強い収縮を加えられた状態
この2つの条件が揃ったときに『橈側手根屈筋』に負担がかかり
『上腕骨内側上顆(ゴルフ肘)』を発症しやすくなります。
では
ゴルフのスイングの中で
上記の2つの条件が生じる状況を解説していきます。
スイングの中での右肘への負担
写真のように
右肘(橈側手根屈筋の腱)に負担がかかるスイングの特徴は
インパクトで
☑ 右肘が伸びてしまう=橈側手根屈筋も伸ばされる
☑ 右手首が(手のひらの方へ)曲がってしまう=橈側手根屈筋に強い収縮が加わる
この2つの条件が同時に揃ってしまうことで肘に負担がかかります。
そして
通常のスイングと比べてみると
以下のようになります。
右肘が伸びてしまう
写真のように
インパクトでは通常は右肘が曲がった状態となります。
右手首が(手のひらの方へ)曲がってしまう
写真のように
インパクトでは通常右手首はコック(手の甲側に曲げる)を維持した状態となります。
このように
インパクトの際の右腕の動きはとても重要になります。
今回は
『ゴルフ肘』を予防するための
正しい右手の動きの練習をご紹介しておきます。
正しい右手の動きの練習
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まとめ
『ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)』は
橈側手根屈筋の腱の炎症による痛みを生じる。
右肘(橈側手根屈筋の腱)に負担がかかるスイングの特徴は
インパクトで
☑ 右肘が伸びてしまう=橈側手根屈筋も伸ばされる
☑ 右手首が(手のひらの方へ)曲がってしまう=橈側手根屈筋に強い収縮が加わる
この2つの条件が同時に揃ってしまうことで肘に負担がかかる。
いかがでしょうか?
今回は『ゴルフ肘』について解説させて頂きましたが
すでに痛みがある方はまず医師に診察してもらうことをオススメします。
適切な治療が施行されたのちにスイング練習を開始するとよいでしょう(^^)/
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