ドライバーは、最も飛ばせるクラブですが、コントロールが難しいクラブです。
「いろいろなドライバーを試したけどしっくりこない」という人も多いのではないでしょうか。
ドライバーは、どのような基準で選び、どのシャフトにすべきかと考えるとキリがありません。
そこで、今回おすすめしたいドライバーが、「SIM2 MAX-D ドライバー」です。
SIM2 MAX-D ドライバーのスペックや特徴
「SIM2 MAX-D ドライバー」は、大きなミスショットを減らす機能があり、初心者から中級者向けといわれてます。
慣れないドライバーを使い、右や左に大きく曲がった経験を持っている人も多いはず。
細かい性能について見ていきましょう。
SIM2 MAX-D ドライバーのスペック
スペックについて下記の表でまとめました。
ライ角 | 56° |
ロフト角 | 9/10.5° |
長さ | 45.75インチ |
クラブ重量 | 299/296/294g |
シャフト重量 | 55/53/51g |
バランス | D2.5/D2.5/D2.5 |
トルク | 4.4/4.8/5.0 |
ヘッド体積 | 460㎤ |
キックポイント | 中 |
フレックス | S/SR/R |
ロフトは9度と10.5度が用意されていて、自由に変更できます。
シャフトは、「TENSEI SILVER TM50 (’21)」のみで、初級者でも使いやすいです。
構造は「フォージドアルミニウム」で、従来のチタン素材よりも比重の軽いものを使用してます。
初中級者にありがちな、まっすぐ飛ばない悩みを解決できるでしょう。
貫通型スピードポケットで、フェースの下部で打っても、スピードを抑えてボール初速を維持できます。
バランスの取れたクラブであり、ショットが安定するでしょう。
SIM2 MAX-D ドライバーの特徴
スペックと重複する部分もありますが、SIM2 MAX-D ドライバーの特徴を説明します。
SIM2 MAX-Dの主な特徴は、次の3つです。
- 高い弾道で打ち出せる
- ヘッドスピードの向上を実現
- 芯をとらえやすく、かっ飛ばしやすい
従来のクラブでは、スライスを抑制する機能を持つクラブは、低弾道になる特徴がありました。本クラブはそのデメリットを克服し、弾道を改善しました。
スイングの空気抵抗を減らし、ヘッドスピードを上げやすくなります。
さらに、軽量かつ高強度の素材を使用し、使いやすさを向上。
フェース部分には、ボディー体型のフェース「ミルドバックカップフェース」を採用しています。
スイートスポットを拡大し、芯をとらえやすくかっ飛ばしやすいドライバーになりました。
SIM2 MAX-DとSIM2やSIM2 MAXの違い
シリーズでは、SIM2・SIM2 MAX・SIM2 MAX-Dの3種類が発売されています。
このシリーズの特徴は軽量化されていることです。
カーボン素材の弱点を補うべく、フォージドアルミニウムリングをヘッド外周に採用。
弾道の高さも、SIM2<SIM2 MAX<SIM2 MAX-Dの順に高くなっています。
各ドライバーをおすすめする人は、次の通りです。
- アスリートタイプな人:SIM2
- バランスタイプな人:SIM2 MAX
- とにかくショットを安定させたい人:SIM2 MAX-D
各ドライバーについて簡単に解説します。
SIM2
SIM2は、ロフトがプラスマイナス2度の調整が可能です。
ウェイトは16gで、他の2種より軽量です。
こちらのクラブのみ「テーラーメイドセレクトフィットストア」の限定販売になります。
SIM2 MAX
フェースは、SIM2よりも8%広く、打ちやすさが魅力です。
ウェイトは24gで、SIM2よりもボールをつかまえやすい性能が備わっています。
SIM2 MAX-D
フェースサイズが、他の2種よりも大きく設計されています。
スイートエリアへのミートがしやすく、打ちやすさがさらに増しています。
ウェイトは22gです。
SIM2 MAX-D ドライバーの評価や口コミ
SIM2 MAX-D ドライバーの良い評価や口コミ
SIM2 MAX-D ドライバーの良い評判をまとめると、次の通りです。
- つかまりが強い
- 球が曲がりにくい
- 強い球が出る
特に、つかまりの良さと曲がり幅の軽減に対する評価が高いです。
弾道を評価する声も多く、「飛びの感触が良い」という声も多くありました。
SIM2 MAX-D ドライバーの悪い評価や口コミ
SIM2 MAX-D ドライバーは、打球は曲がりにくい点は評価されていますが、スライスを完全に抑えられるわけではありません。
ただし、あまりネガティブな口コミはありませんでした。
球が飛ばないというコメントもあるものの、デメリットをカバーできるほど性能が高いです。
扱う人によってはドライバーで曲がらないことをデメリットに感じますが、トータルでみると、初中級者におすすめのドライバーといえます。
SIM2 MAX-D ドライバーはこんな人におすすめ
SIM2 MAX-Dは、以下の特徴に当てはまる人におすすめです。
- 初心者から中級者のレベル
- 打球がスライスする人
- 持ち球がドローの人
SIM2 MAX-Dは、ヒール側にウェイトが設置され、ミートしやすいクラブです。
打球がスライスするタイプの人は、スライス幅を軽減でき、ドローの持ち球の人は逆玉が出にくくなります。
ミートしやすく、ミスを減らせるクラブです。
また、高弾道の球を打ち出せるため、打った爽快感も気持ちいいのではないでしょうか。
SIM2 MAX-D ドライバーの選び方
ドライバーを選ぶ際には、ロフト・重量・硬さ・トルク・バランスなどを決めなくてはいけません。
ドライバーの基本的性能は、初中級者が使いやすい仕様となっています。
その中でも、自身にあったカスタマイズをすることで、より使いやすさが増していきます。
ロフト角の選び方
SIM2 MAX-Dのロフトは、9度と10.5度があります。
デメリットとしては、サイドスピンが多くなり、曲がり幅が大きくなる点です。
つかまりが悪くなり、ヘッドスピードがないと、なかなか弾道が上がりません。
一方で、10.5度はつかまりが良く、バックスピン量が多くなります。
サイドスピン量が減るため、左右の曲がり幅が減少します。
弾道も高く打ち出しやすくなるので、ヘッドスピードがない人でも楽に打ち出せるでしょう
ロフトの角度が大きいと、つかまりが良く、打ちやすいドライバーとなります。
フレックスの選び方
フレックスとは、クラブの硬さです。
SIM2 MAX-Dには、レディース・アベレージ・レギュラー・スティップ・エキストラの5つがあります。
自身のヘッドスピードをもとに重量を選びます。
最後にフレックスを選ぶと、クラブ選びで失敗しにくいです。
40ⅿ/sの場合は、重量50g。45ⅿ/sの場合は、重量60gを基準に、近いシャフトの硬さを選びます。
標準シャフトだと、数グラムしか変わらないので、悩ましいと思います。
実際に試打をしてみて、自身の打ちやすさで選んでみてください。
現在、自身で使用するクラブの硬さを参考にすると、比較的選びやすいでしょう。
SIM2 MAX-D ドライバーにおすすめのシャフト
TENSEI BLUE TM50(純正シャフト)
おすすめのシャフトは、TENSEI BLUE TM50 (’21)です。
安定感のあるシャフトで、多くの人にマッチしやすくバランスが取れています。
しかし、ヘッドスピードが45ⅿ/s以上になると、つかまりすぎることがあります。
万人受けするシャフトだけに、キックポイントはバランス重視の中調子です。
どの硬さや重量を選ぶにしても、シャフトはTENSEI BLUE TM50 (’21)にしておけば、問題ありません。
使い勝手がいいので、すぐになじむと思います。
こちらのシャフトを基準に、トルクなどを選ぶと、より安定感が増すでしょう。
バランスが軽いほどスイングスピードは上がりますが、重さを感じづらくなりスイングしづらくなります。
重量が軽いあまり、フォームの感覚がぶれ、手打ちになってしまう可能性があるので注意してください。
ヘッドスピードや重量など、それぞれの能力に合わせて、試打をしながら調整してみてください。
カスタムシャフト
純正シャフトではなく、カスタムシャフトを使用すると、もっと飛距離を伸ばすことができます。
おすすめのカスタムシャフトを3つ紹介します。
鎬アスリートS60
全体にしなりが出やすいシャフトです。
安定したしなりと、インパクトしやすさで、飛距離性能をアップさせます。
シャフトのフレックスは、「T-1」と「T-2」の2種類です。
「T-2」の方がしなりが大きく、しなりのタイミングでどちらにするか選びましょう。
今まで、バックスピン量を減らせるシャフトは硬く、振りにくいという声がありました。
VENTUS BLACK
フジクラのヴェントスです。
アメリカ発のシャフトで、マルチバイアス構造で安定感を実現。フルレングス超高弾道性カーボンから構成されています。
オフセンター時のヘッドねじれを抑制し、高性能のボールコントロール性能をもっています。
ただし、飛距離を出すためにはヘッドスピードが必要です。
硬いシャフトのため曲がりにくいですが、しっかり振れないとシャフトの性能を活かしきれません。
N.S.PRO GT600 X
カーボンシャフトで、クセがなく打ちやすいことが特徴です。
手元側に重量感があるため、ヘッドが大型であっても楽に振り抜けます。
高いコントロール性能と弾きやすさが特徴です。
使いはじめとしては価格帯が安く、適正は高いと思います。
長い目線でみたときには、途中でシャフトをかえることも視野に入れていいかもしれません。
SIM2 MAXシリーズでクラブをそろえよう
ゴルフクラブは、フルセットで準備をしようとすると、14本は必要です。
クラブを別々のメーカーでそろえる人も少なくありません。
ショップで試打をし、打ちやすいクラブを1本ずつ買い替えることもあります。
そうしてクラブをそろえるうちに、他メーカーだらけのちゃんぽんセットになってしまうこともしばしばです。
クラブのメーカーを統一するのもいいでしょう。
メーカーによって必ず感覚の違いはあるはず。
今回紹介しているSIM MAX-Dはつかまりが良く、初中級者におすすめクラブです。
SIM2 MAX-D ドライバーを基準に、クラブをそろえてみてもいいかもしれません。
SIM MAX-D ドライバーで飛距離を伸ばそう
つかまりが良く、曲がりが少なくないですが、一方で飛距離が落ちやすい欠点もあります。
記事でカスタムシャフトを使い、クラブの特徴をうまく活かしましょう。
SIM MAX-Dを使いこなして、スコアアップを目指し、ぜひラウンドを楽しんでみてください。
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