ゴルフで臀部(お尻の辺り)が痛くない?
臀部(でんぶ)とは
いわゆる骨盤の後面
つまり、お尻の部分のことをいいます。
腰痛だと思っていたら
この臀部痛だったという間違いが意外と多くあります。
実は腰痛と臀部痛はそもそも原因が違うので
治療方法も全く異なります。
▼腰痛と臀部痛の違い
今回は
ゴルフが原因で引き起こされる臀部痛について解説します(^^)/
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ゴルフによる臀部痛の原因
ゴルフで臀部痛を引き起こす原因は
骨盤にある仙腸関節という部分にあります。
この仙腸関節は関節なのですが普段はほとんど動かない珍しい関節です。
しかし
股関節が硬いとその代償として
仙腸関節が過剰に動かされてしまいます。
その結果
仙腸関節が過剰に刺激されて
そこから神経を通じて梨状筋(りじょうきん)に刺激が伝わり
反射性攣縮(はんしゃせいれんしゅく)という反応を生じて
梨状筋が硬くなります。
この時に痛みを生じるのが
☑仙腸関節
☑梨状筋(の筋膜)
になります。
また梨状筋が硬くなることで
その下を走行する坐骨神経を圧迫して坐骨神経痛を生じる場合もあります。
ゴルフで臀部痛を引き起こす場合も
ある条件によって
仙腸関節が過剰に動いてしまいます。
そのある条件とは・・・
股関節が硬い場合になります。
もう少し具体的に言うと
大腿二頭筋(だいたいにとうきん)が硬くなっている場合になります。
先程からの仙腸関節は
仙骨と腸骨という骨盤の2種類の骨で形成されていいます。
バックスイングからダウンスイングにかけて
上半身の左回転が腰椎から仙骨に伝わります。
その際に大腿二頭筋が硬いと腸骨の動きを抑制してしまうので
〇仙骨可動(左回転に動く)
〇腸骨ほぼ不動
となり動きが逆行するために結果的に
仙腸関節が過剰に動かされてしまいます。
つまり
大腿二頭筋が硬い状態で
ゴルフスイングを繰り返し行うと
仙腸関節痛を発症し
二次的に梨状筋にも痛みを生じるというメカニズムになります。
ゴルフによる臀部痛の対処方法
対処方法は2つになります。
ゴルフによる臀部痛の原因をそのまま解決すればよいのです。
その一つ目は
大腿二頭筋のストレッチになります。
ストレッチ方法は
以下の動画を参考にしてみてください(^^)/
もう一つの対処法は
過剰に動きすぎた仙腸関節を固定することです。
以下の動画の後半で仙腸関節を固定する
骨盤ベルトの解説をしています。
大腿二頭筋のストレッチと骨盤ベルトで仙腸関節を固定することで
痛みを軽減させることができます。
しかし
すでに
足の痺(しび)れや
感覚障害(触ると感覚が鈍い)が出ている場合や
歩けないほどの痛みが生じている場合は
すぐにお近くの整形外科を受診することをお勧めします。
またその他に
ご質問等がございましたらお気軽にご相談ください(^^)/
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