『まっすぐ飛ばない』とお悩みの方のスイング解析
今回、動画でのスイング解析のご依頼頂きましたので
解析結果を記事にさせて頂きました(^^)/
お悩み
☑ 『まっすぐ飛ばない』
☑ 具体的には『フックボール』と『プッシュスライス』が出る
スイングの問題点
☑ アドレス時の骨盤の前傾角度の不足
☑ アドレス時のボールの位置が右足寄り
☑アドレス時に『フックグリップ』になっている
☑ インパクト~フォロースルーにかけての左手首の背屈(はいくつ)
スイング解析結果
ここからもう少し詳しく解説していきますね(^^)/
アドレス
アドレスは全体的には悪くないのですが
細かく見ていくと
①-A:
骨盤の前傾(前に倒れる)角度がやや不足しており、背中が少し丸くなっています。
これは腰の回転不足を引き起こしやすくなります。
①-B:
正面からはハンドファーストが強調されています。
アドレスの際はハンドファーストを強調しすぎるとボールの位置がやや右足寄りになってしまうため
飛球の方向性に影響がでやすくアドレス時はハンドファーストを強調しすぎないことをオススメします。
また、グリップは『フックグリップ』になっており
フックボールが出やすい状態になっています。
バックスイング~トップ
②-A:
バックスイングでは手がスイングプレーン(黄線)を通過しており
理想的なスイング軌道といえます。
②-B:
トップの位置と身体の状態は特に指摘する部分がなく
理想的な状態です。
インパクト~フォロースルー
③-A:
インパクトではスイングプレーン(黄線)とシャフトプレーン(赤線)の
中間をクラブが通過しており、ややインサイドからの理想的なスイング軌道となっています。
③-B:
しかし
フォロースルーではアドレス時に強調されたハンドファーストの代償で
左手首の背屈(はいくつ)という動き(ハンドファーストの逆の動き)が強調されています。
インパクト~フォロースルーでこの手首の背屈が強調されると
急激にフェースローテーションする(フェースが返る)ためにボールにフック回転がかかりやすくなります。
フィニッシュ
④-A、④-B:
フィニッシュも身体の回転がバランスよくできており
理想的といえます。
ここまでをまとめると特に
☑ アドレス
☑ インパクト~フォロースルー
で問題があるようです。
では、『フックボール』と『プッシュスライス』がなぜ起きるのか?
この辺りをもう少し詳しく解説していきますね(^^)/
『フックボール』と『プッシュスライス』が出る理由
【フックボールが出る理由】
先程も解説したように
☑ フックグリップ(フックしやすいグリップ)になっている
☑ インパクト~フォロースルーにかけての左手首の背屈の動き
➡急激なフェースローテーションによるボールのフック回転が生じやすい
主にこの2点がフックしやすい要因になっていると考えられます。
※上記は特にドライバーなどのウッドで生じやすくなります。
【プッシュボール(スライス)が出る理由】
まれに出るとおっしゃっていましたが
☑ アドレス時のボールの位置が右足寄り
➡アドレス時にハンドファーストが強調されており、『ダウンブロー』でインパクトを向かえる意識が強いようです。『ダウンブロー』でのインパクトを意識し過ぎるとボールの位置が右足寄りとなりフェースが開いたままインパクトを向かえるためそこに『力み』などが加わるとまれに『プッシュボール(スライス)』が出やすくなります。
基本的に打ち出し方向が右方向になるということはフェースが右向きでインパクトを向かえている可能性が高いです。
改善策
【フックボールの改善策】
① フックグリップをニュートラルグリップに修正する
② アドレス時のハンドファーストの協調を減らし、テイクバック以降に手首の掌屈(しょうくつ)という動きを加える
③インパクトからフォロースルーまではできるだけ左手首の背屈を行わないように掌屈の状態を維持する
【プッシュボールの改善策】
上記②を実践すれば『ハンドファースト』と『ダウンブローでのインパクト』は強調されすぎなくなりますのでフェース面が開いて『プッシュボール』になることは抑制できます。
動画による解説
いかがでしょうか?
これらのポイントを参考に練習してみてください(^^)/
当サイトでは
今回のように無料で動画によるスイング解析を行っていますので
ゴルフのパフォーマンスでお悩みの方がいらっしゃいましたら
どんな内容でも大丈夫ですので
お気軽にご相談頂ければと思います♫
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