ゴルフで『手首の腱鞘炎』を引き起こす原因は?
ゴルフのあとに
『手首が痛い』
と感じることはありますか?
そういった方は要注意です。
なぜならば
『腱鞘炎』を引き起こしている可能性があるからです。
『腱鞘炎』はイラストのように
複数の筋肉の腱がスムーズに収縮できるように
腱を束ねておくための『腱鞘』が炎症を引き起こした状態をいいます。
放置しておくとなかなか痛みが取れず
ゴルフへの復帰が難しくなるほど悪化する場合もあります。
▼以下に『腱鞘炎』のテストを示します。
写真のように
親指を握り込んだ状態で小指側に手首を曲げます。
その際に
写真の赤く示した部分に痛みが出た場合は『腱鞘炎』の可能性があります。
ではなぜ
ゴルフで『腱鞘炎』になるのでしょう?
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ゴルフで『腱鞘炎』になる理由
特に初心者の方や
アプローチなどの練習理論を学習された方で
アドレスの際に〇〇〇〇〇を強調すると起きやすくなります。
○○○〇〇とはいったい何なのでしょう?
それは
『ハンドアップ』です。
▼『ハンドアップ』とは以下のような小指側に手首を曲げた状態をいいます。
『ハンドアップ』になる理由としては
まず初心者の方では
骨盤の前傾(前に倒れる)角度が不足して手がお腹から離れるために起こります。
通常は手とお腹の距離はコブシ一つ分くらいの距離になります。
この場合
アドレスの際の骨盤の前傾角度を強調すれば『ハンドアップ』は改善します。
次にアドレスの際に『ハンドアップ』で構えた方がよいという理論があり
これはインパクトの際に必ず『ハンドアップ』になるため
アドレスから『ハンドアップ』にしている方がミート率が上がるというものです。
これは小平智プロも実践していますが
医学的な観点では
『ハンドアップ』=『手首の腱が引き伸ばされた状態』
であるため
ダフリやターフが取れるスイングなど
地面からの影響を受けた場合に
腱を伝わり『腱鞘』にダメージを受ける可能性があります。
練習を重ねずにいきなり『ハンドアップ』を実践すると
『腱鞘炎』を引き起こしやすくなるので要注意です。
では『腱鞘炎』になったらどのように対処すればよいのでしょうか?
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『腱鞘炎』になったら
初期対応としては
☑ クーリング(氷などで患部を冷やす)
☑ 湿布を貼る
☑ 患部を安静にする
1週間ほどしても痛みが軽減しない場合は
整形外科を受診することをオススメします。
整形外科では
☑ 注射
☑ 内服(薬)
☑ 超音波療法
など様々な治療が受けられます。
すでに『手首が痛い』方は上記のような対処を
アドレスが『ハンドアップ』の方は『ハンドダウン』へ
とにかく早期治療、さらには予防することが重要です。
今回の記事を参考にして頂き
皆さんが健やかにゴルフを続けることができれば幸いです(^^)/
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