ゴルフで膝を痛めた時に半月板も損傷する?
ゴルフで過度に練習し過ぎたり
膝に負担がかかるスイングをしていると
膝を痛めてしまうことがあります。
▼ゴルフスイングが原因の膝痛
その際に膝の組織の中で
半月板(膝のクッションの役割)を
損傷してしまう場合があります。
半月板自体は軟骨組織なので
一部痛みを感じる受容器(センサー)が存在しますが
激痛を生じるような組織ではありません。
しかし
損傷することによって
滑膜(関節の膜)などに炎症が波及して
膝の水が溜まってしまったりすると
少し体重をかけるだけでも
かなりの痛みを生じてしまいます。
▼膝の水が溜まった時の確認方法と対処方法
さらに
半月板損傷が悪化すると
ロッキング現象とって突然膝の曲げ伸ばしが出来ず
激痛が走って動けなくなることがあります。
このように半月板損傷は
悪化するとゴルフだけではなく日常生活にも
支障をきたす可能性があり
最悪手術をするケースもあります。
そこで今回は
半月板損傷を生じているのかが分かる
徒手的テストをご紹介します(^^)/
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半月板損傷が分かる徒手的テスト
半月板損傷が分かる徒手的テストは
主に
①マックマレーテスト
②アプレー牽引テスト
③アプレー圧迫テスト
の3つになります。
①マックマレーテスト
1つ目はマックマリーテストになります。
方法は
膝を最大限まで曲げた状態から
A.足を内側に捻りながら(下腿内旋)伸ばしていく
➡この時に膝関節の外側を親指で押さえながら行う
そしてクリック音(コリっという振動)を親指が感じたり
痛みが誘発される場合は外側半月板の損傷が疑われます。
B.足を外側に捻りながら(下腿外旋)伸ばしていく
➡この時に膝関節の内側を親指で押さえながら行う
そしてクリック音(コリっという振動)を親指が感じたり
痛みが誘発される場合内側半月板の損傷が疑われます。
②アプレー牽引テスト
2つ目はアプレー牽引テストになります。
方法は
A.うつ伏せで膝を90°曲げた状態で
大腿部(太ももの裏)を検査者の膝で固定します。
足を内側に捻りながら(下腿の内旋)
足を天井に向かって引っ張り上げた時に
疼みが誘発されると外側半月板の損傷が疑われます。
B.うつ伏せで膝を90°曲げた状態で
大腿部(太ももの裏)を検査者の膝で固定します。
足を外側に捻りながら(下腿の外旋)
足を天井に向かって引っ張り上げた時に
疼みが誘発されると内側半月板の損傷が疑われます。
③アプレー圧迫テスト
3つ目はアプレー圧迫テストになります。
方法は
A.うつ伏せで膝を90°曲げた状態で
足を内側に捻りながら(下腿の内旋)
足を地面に向かって圧迫した時に
疼みが誘発されると外側半月板の損傷が疑われます。
B.うつ伏せで膝を90°曲げた状態で
足を外側に捻りながら(下腿の外旋)
足を地面に向かって圧迫した時に
疼みが誘発されると内側半月板の損傷が疑われます。
以上の3つの徒手的テストのどれかで
症状があれば半月板損傷の可能性があります。
しかし
方法だけ見ると
一般の方にはやや難しいと思いますので
そういった場合は
地面に足がついた状態で
痛みのある膝関節を触った状態で
膝の曲げ伸ばし(ハーフスクワット程度の)を
実施してみてください。
その際に膝を触っている手に
クリック音(コリっという振動)が伝われば
半月板損傷の可能性があります。
このような場合や
よく分からないけど痛みが強いという場合は
整形外科を受診すれば
●上記のような徒手的テスト
●画像検査
で半月板損傷の可能性を医師や理学療法士が
診てくれますので
心配な方は早めに受診することをお勧めします。
ちなみに僕自身も
右膝内側半月板損傷を生じていますが
手術をせず
またゴルフも支障なく行えています。
重要なのは膝に
身体に負担をかけないスイングを
行うことになりますので
スイングを改善して
長くゴルフが続けられるようにしましょう(^^)/
▼ケガをしないゴルフスイングを獲得
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