右肘痛を引き起こすスイング
今回、ゴルフで”右肘痛”を訴える方から
スイング分析のご依頼を頂きましたので
”右肘痛”を引き起こすスイングのポイントを
解説していきたいと思います(^^)/
※動画はスイング分析のご依頼頂いた方のスイングになります
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右肘痛=ゴルフ肘
この動画の中で解説しているように
ゴルフで”右肘痛”を引き起こす症状を
いわゆる【ゴルフ肘】という言い方をします。
今回ご相談して頂いた方のスイングも
この【ゴルフ肘】を引き起こす2つの問題点が当てはまっていましたので
ここから少し説明していきます。
ゴルフ肘を引き起こす2つの問題点
【ゴルフ肘】を引き起こす2つの問題点としては
動画の中で解説しているように
①インパクトで右肘が伸びすぎてしまう
という点になります。
この①②が揃うと
ダフリなどのミスショットが増えて
地面からの外力によりさらに【ゴルフ肘】を引き起こしやすくなります。
以上のことを踏まえて
今回ご相談いただいた方のスイングを診てみます。
スイング分析
スイングを診てみると
やはりインパクトでの①②が特徴的でした。
まさに【ゴルフ肘】を引き起こしやすいスイングと言えます。
ではなぜ
①②が生じてしまうのかを解説していきます。
①と②が生じてしまう理由
その答えはこの動画の中にあります。
A:左がアイアンでのショット
B:右がウッドorユーティリティーでのショット
ですが
2つのショットには大きな違いがあります。
それは”骨盤の前傾(前に倒れる)角度”になります。
AとBのアドレスを比べてみると
明らかに”骨盤の前傾角度”の差があります。
つまり
A:骨盤前傾角度が浅く背中が丸くなっている
B:骨盤前傾角度はちょうどよく背中がまっすぐ伸びている
といった違いがあります。
このようにアドレスで”骨盤の前傾角度”が不足すると
スイングの際に股関節の動きが制限されて
下半身の動きが出にくく
上半身(肩、肘、手首)の動きが大きくなりすぎて
先程の①②が生じやすくなります。
▼骨盤前傾不足が股関節の動きを制限する理由
このようにアドレスで”骨盤の前傾”が不足してしまう原因としては
日常生活の座る姿勢が影響している場合が多いので
普段椅子にどのような姿勢で腰掛けるのかを確認してみましょう。
▼座る姿勢がゴルフスイングに与える影響
AとBのスイングを診比べてみると
骨盤の前傾角度の差によってBでは
インパクトでも右肘がしっかり曲がっています。
ではなぜ
Bのスイングでは”骨盤の前傾”がアドレスで維持できたのでしょうか?
それは
ウッドなどの長いクラブを持っていたからです。
どういうことかというと
通常アイアンやウェッジなど短いクラブになるほど
”骨盤の前傾角度”は大きく(深く)なっていきます。
つまり
短いクラブほど”骨盤の前傾角度”を維持することが大変になります。
そのためにAのアイアンでのスイングでは代償として
背中を丸めて前傾角度を維持しようとした可能性が考えられます。
なので
アイアンやウェッジなどの短いクラブでも
”骨盤の前傾(股関節からしっかり曲げる)”アドレスをとれるように
もう一度アドレスのルーティンを見直してみましょう。
▼アドレスのルーティン
②の手首のコックをほどいてしまうことに関しては
アプローチでスイング中に固定するべき関節を覚えるのがお勧めです。
この動きは通常のスイングでも必要な動きになります。
▼アプローチの時の身体の動かし方
また
すでに右肘にかなりの激痛があるとのことでしたので
その場合はまず病院を受診した方が良い場合もありますので
まずは
痛みがある部位の状態をチェックしましょう。
▼痛みがある部位のチェック
以上となりますが
今回のスイング分析を参考に”肘の痛み”と
スイングを改善して頂ければと思います^^)/
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